2018年(平成30年)3月1日に日本遊技機工業組合による「新規則ぱちんこ遊技機に関する説明会」が開催されたのは一般パチンコユーザーは承知していないのが大半だろう。
CR牙狼シリーズ~魔戒ノ花~(1/399=確変80%継続)などのMAX機が規制対象となり完全撤去。現在のパチンコ機種のMAXが1/319(確変60%継続)になり、爆発力が無くなった。しかし更に規制が…。
パチンコが新たに規制!その最新機種が設定付のパチンコに?!
何を持っての規制なのか訳がわからない。細かい規制の詳細はあえて割愛し、とにかく新たに規制されたパチンコ機種「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW」が6段階の設定付パチンコになるらしい。はぁ?ですよね。
パチンコ機種が新たに規制?!その規制最新機種とは?
「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW」
出典ー(c)SUNRISE/VVV Committee,MBS, (C)SANKYO
新規制機種の第1弾「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW」の基本的な仕様は、大当り確率1/159.8(高確率1/50.0・設定1)〜1/119.2(同1/37.2・設定6)というライトミドル。確変突入率は100%で、確変リミッター16回までの転落タイプ(転落確率は1/773)。時短は1or9or18or100回となっている仕様だ。
【Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW】設定毎の確率
低確立 | 高確率 | |
設定1 | 1/159.8 | 1/50.0 |
設定2 | 1/154.2 | 1/48.2 |
設定3 | 1/150.7 | 1/47.1 |
設定4 | 1/147.3 | 1/46.0 |
設定5 | 1/140.9 | 1/44.0 |
設定6 | 1/119.2 | 1/37.2 |
つまり、当たれば100%確変になる。転落するまで続く。転落しているかは分からないのでドキドキ、ハラハラな感情は、昔のパチスロ「初代アラジン」のアラチャンに似ている。
なかなか面白い仕様だな…
そして気になる設定も低確率と高確立(確変)のデーターから判別する。
時短の振り分けにより出玉獲得に大きな影響がある仕組み。
まとめ(あとがき)
この新規制によるスペックは、大いに賞賛できる!!
しかし、これをパチスロで実行して欲しかったのが正直な感想である。
パチスロは設定、パチンコは釘調整というのが大原則なのだから。
パチンコで設定付というのは1990年代の「ギンギラパラダイス」が元祖であり、斬新なものではない。
どれだけ斬新なスペックを登場させたつもりでも、あまりにも目まぐるしい規制やスペックの登場は、客離れしている元パチンコユーザーの復縁や新規ユーザーの獲得にはならないのではないだろうか。
シンプルで分かりやすく、出玉に関して熱くなれるかどうかが一般ユーザーの獲得になる。
今回の新たな規制は、末期寸前のパチンコ業界の迷いを露呈しているだけに過ぎないと感じざるを得ない。
演出などで遊ばせるという方針には無料アプリゲームに敵わないと悟り、やはり昔の様に出玉で射幸心(しゃこうしん=幸福を得たいという心境)を煽る(あおる)方向に進もうとしているのは明白である。
僅かな短期間で「あれよこれよ」とごちゃごちゃ変更ばかり…。腹を決めて経営、運営して欲しいと願うパチンコユーザーが大半ではないだろうか?
機種開発、研究、そして新機種の経費などの全ては、パチンコ店でお金を使うパチンコユーザーのお金なのだから…。