何を出してもヒットしない上に、客離れが加速してきたパチンコ業界。崖っぷち状態の中でも、次から次へと新機種が出まくるのは、新しい機械を売らなければパチンコ・スロットメーカーの収入にはならないからだ。
斬新なスペックの登場は無く、これまで人気だった機種をシリーズ化し新機種として…。
またしても?名機が名機でなくなるような機種が登場する。
大都技研の「押忍!番長A」!
なんと番長がタイプで登場。ちょっと前に人気だった機種が次から次へとAタイプに!
またですか?の声が聞こえてきそう…。
大都技研「押忍!番長A」
スペック(設定・機械割りなど)
導入日 | 2018年4月2日 |
導入台数 | 約10,000台 |
タイプ | A+RT |
純増枚数 | 約0.2枚/G |
コイン持ち | 33.3~35.2G (設定1~6) |
天井 | 非搭載 |
設定 | BIG | REG | ボーナス合算 |
1 | 1/273.1 | 1/331.0 | 1/149.6 |
2 | 1/273.1 | 1/273.1 | 1/136.5 |
5 | 1/237.4 | 1/331.0 | 1/138.3 |
6 | 1/240.9 | 1/240.9 | 1/120.5 |
設定 | 通常の機械割 | 攻略時機械割 |
1 | 98.5% | 100.7% |
2 | 101.4% | 103.2% |
5 | 105.2% | 107.2% |
6 | 109.7% | 111.8% |
設定判別要素
【確定パターン】
BB中に「チャンスチェリー」「操」出現で設定2以上確定
RT終了画面
・「清水寺」出現…設定2以上確定
・「金閣寺」出現…設定56期待大
・「操&牡丹」出現…設定56確定
・「操&雫」出現…設定6確定
BB中のスベリベル出現率に設定差が存在(1/8~1/6.4)
完全攻略方法
通常時はDDT打法(子役完全取りこぼしなし)
ボーナス察知の為、毎ゲーム右リール「BAR」をビタ押しが必要。
他、完全攻略の為の要素多数あり。
毎ゲームビタ押しは現実的ではない…
まとめ(あとがき)
4月2日に登場する大都技研の『押忍!番長A』の情報をざっくりですが、紹介してみました。
完全攻略で機械割が設定1でも100%を超えるということで、少し興味持たれた方も少なからずいると思いますが……。
しかし、4号機時代「クランキーコンドル」「タコスロ」などは設定1の完全攻略での機械割は104%程度。
その後、少しフル攻略の機械割は落ちたが設定判別も使えた「花火」「大花火」「サンダーV」。
更には、完全フル攻略の機械割が設定1でも109%程度あった超レアで伝説的な機種「テンタクルス」。
これらのフル攻略はとにかく単純な目押し(DDT+リプレイ外し)の精度が問われるものでした。
この時代にフル攻略してきた人からしてみれば、何だかめんどくさい……。
フル攻略で100%程度で毎回ビタか…
当時、フル攻略で稼いでいた人たちには魅力的だと感じる人は少ないのではないでしょうか?
ましてや、当時は設定5や6なんて普通に置いてあるような状況でしたから尚更です。
完全フル攻略すれば、負けないよー。
だから皆さん遊んでくださいねー的な機種の登場でも現在のパチスロ客離れの歯止めにはならないと感じています。
ましてや、通常営業では設定1なんて当たり前の時代に、負けない機械割(100%)を打っても、時間だけ消耗するのだから……。
さてさて、ここに来て各メーカーが出す新機種はAタイプが多くなってきましたが、純増1.5枚程度のARTは完全に見切りをつけてきたのだろうか?
大人気を誇った「SLOT魔法少女まどか☆マギカ」もAタイプを登場させたが、超大失敗。
かろうじて「ハナビ」は客が少しだけ付いているものの、ジャグラーのようにはいかない。
そう、ジャグラーだけは特別なのだ!
ジャグラーの魅力は機械割ではなく、オンリーワンで依存してしまう「ペカッ」と光る様なのだ。
『押忍!番長』がAタイプになってホールデビューするが、またしても名機が名機でなくなる……。
そんな気がしてならないのは私だけだろうか?